ギフトより“自分の時間”に寄り添う贅沢

季節のワインと、スパイラル(ボトルケース)がひらく時間
ボジョレー・ヌーボーは、毎年11月第3木曜日に解禁されます。
今年(2025年)は11月20日。
この季節になると、解禁日の少し手前から町の空気がふわりと変わり、
ワインの季節の気配が静かに漂いはじめます。
そして不思議なことに──解禁日を過ぎてもその余韻はしばらく続き、
ワインを開ける時間がどこか軽やかになります。
スパイラルが受け止める “縦の物語”
スパイラル(ボトルケース)は、ワインや花など、
「縦に存在するものの物語」をそのまま受け止めるために生まれた道具です。
店頭では、お客様からこんな声をよくいただきます。
「ワインを手土産にするとき、スパイラルに入れていくと
ワインよりケースの話になる。」
「飲み終わってからも、ケースだけを持って帰りたくなる。」
そして最近は、花を受け止める道具として選ばれることが増えています。
飲み終わったワインの瓶にバラを一輪挿すような──
そんな静かな所作が、スパイラルの革の陰影とよく似合います。
一輪の花でも、季節の枝ものでも、“縦の線”が生む美しさをそっと受け止めてくれる。
スパイラルは、花の時間にも寄り添う道具です。
ギフトより“自分の時間”に寄り添う贅沢
ボジョレーは軽やかで気軽に楽しめるワイン。
2,000~3,000円台でも十分に美味しく、毎年の「季節の行事」そのものです。
その“肩肘張らない時間”にあえてスパイラルを添えるという選択は、
「自分の時間を丁寧に扱う」という大人の静かな贅沢。
ワインより高価なケース──
けれど、その選択には“道具が時間の質を変える”という確かな価値があります。
また、お客様の中には季節の一本(日本酒やその他のボトル)を
自分らしい楽しみ方で入れられる方もいます。
スパイラルは、ワインの枠を越えて“縦のボトルが生む美しさ”にそっと寄り添う道具です。
解禁日前も、解禁後も楽しめる季節のワイン
このブログを読んでいる今が解禁日前でも、解禁後でも構いません。
ボジョレーの魅力は、「開けるまでのわくわく」と
「開けたあとの余韻」がどちらも豊かであること。
そして季節のワインは、その前後どちらの時間にも静かに流れています。
その時間に寄り添ってくれるのが、スパイラルという一本の道具です。
道具が時間をつくり、時間が物語になる
人が集まる場所に持っていくと、まず聞かれるのはワインの銘柄ではなく
「そのケース、どこで買ったの?」
スパイラルは、持つ人の手の温度が移り、時間とともに表情をひらく道具。
豊岡鞄®認定企業として、私たちはこれからも
“人の時間(とき)に寄り添うものづくり”を続けていきます。
季節のワインを、今年はどんなふうに楽しみますか。
スパイラルが、その夜の小さな物語をそっと包みます。



